倒産した会社の社長の本とデフレでの羽振りの良すぎる会社の問題

ワイキューブ民事再生法の適用申請を行っていたのを知りませんでした。

たまたま知らずに昨日ブックオフで「千円札は拾うな」を買っていました (^^;
これで考えることは二つ。

[ここから続きです]
一つは民事再生法を出した会社の代表取締役の本だからといって、
その本の内容に価値が無い訳ではないこと。

会社が倒産した以上、発行した株式は紙くずになる可能性が高くなり、
債権者には債権を受け取ることが出来なくなる可能性が高いと考えられ
ますが、その社長の考えを記述した本には何かしらの価値は
多少はあると考えます。
書籍を発行するためには、自費出版ではない以上、出版社の編集者の選別を
受けているので、著者だけではなく、編集者やその上司がなんらかの価値
を認めたはずだからです。

二つ目は、デフレでの景気低迷が続いている以上、羽振りが良すぎる会社には
潜在的な問題が潜んでいる可能性が高いのでないかと言う事。

会社の経営とあまり関連の無い様な、無駄に豪華なものは怪しいです。
人材コンサルティングと高級なワインセラーには結びつきは感じないのです。
さらに、特にライブドアでのマスメディアでの異常なほどの翼賛するような
報道があったこと等を踏まえると、
代表が特に会社の業務とあまり関係もなく、
TVなどのメディアに出ることを控えている方は多いと思います。

それもこれも原因はデフレが続いていることがやはり大きいと思います。

失われた十年ではなく、失われた二十年ですからね。そうは言っても、
この二十年に何も意味が無いかというとそんなことはありません。