日経新聞の消費増税に関するアンケートは誘導尋問です。

2月20日日経新聞朝刊のアンケート記事に『「引き上げ必要」6割』のサブの見出しがありました。
よくよく見ると、最初の質問内容は「社会保障制度を維持するために消費税率の引き上げが」で回答には2パターンあり「必要だ」と「必要だと思わない」が用意されていました。
これをそのまま読むと、説明がとても足りなく感じます。というのは、「社会保障制度は維持しなければならないということは皆理解はしているのですが、これを全て消費税の増税で補うしかないので、消費税の税率を上げても良いと考えますか?」という質問と大多数の人は考えると思います。
しかし、社会保障制度を維持しなければならないことと消費税の増税は別問題ないので、セットで考える必要はないのです。そのようなことに気づき、考えることを我々はする必要があると思うのです。