「ウェブ進化論」梅田望男著を読んで思うこと。

6年前にすでに巨人化していたGoogleの更なる成長を予測していた。
Googleの目指す「全ての情報を整理するという野望を実現しており、その対象はあくまでもログインしないでアクセスできる情報に限られる。
Googleの整理しているWebの情報空間は現実世界と別にヴァーチャルな著者いわく「向こうの世界」を構築しており、情報だけならこちらの世界だけではとても整理しきれない世界が構築されている。
向こうの世界はいずれ「マトリックス」の世界が築かれる事となり実際にはすでに構築されつつあると考えます。
その向こうの世界で活躍してその世界での活躍している人たちがいわゆるA層、B層ではない新しい層を構築して新たなムーブメントになるかも知れないと予言しているわけですがなかなかそうは簡単に行かなさそうです。ネットには理論や理屈はあるかもしれませんがまだまだ世論と呼べるレベルにはなっていないと考えます。それでも、さまざまな方向から知識や教養を持つのはそんなに悪いことではないし、無知は罪なのでそれよりはよいと考えるのです。大事なのは自分でよいと思うことに方向に進んで行きながら進みながら方向を自分で考えればよいと思います。
しかし、世論もB層もA層もいろいろなものが少しずつ変わりつつあると思います。
最後に、筆者はアメリカの911を人生の分岐点と考えているようですが、私は311の東日本大震災を人生の折り返し地点だと考えて後半戦は前半戦の経験や知識を生かしてさらに突っ走らないと戸考えます。折り返し地点の前でだいぶ立ち止まってしまったので余計です。しかし、それも大事な経験になると強く思っています。