プライベートビーチとパブリックビーチ

マーケティングフレームワークレッドオーシャンブルーオーシャンという考え方があります。
これをヒントにして、パブリックビーチとプライベートビーチという考え方もありかと思います。
パブリックビーチというのは、あらかじめ提供されている技術や機能を利用したもののことで、プライベートビーチというのは自前で全てを用意したもののことです。
これは具体的には、パブリックビーチの例は、このはてなのブログを利用することもそうですし、IT技術で言えばJavaフレームワークとしてStruts、SpringまたはSeasarなどの既存の技術を利用することです。
パブリックビーチの場合は、提供されているものをそのまま利用するのでその機能をブラックボックスとして利用し、とくに問題がない場合はそれ以外の部分に多くの力を注げる分、ブラックボックスの部分で問題が発生した場合や、その部分の改修には大きな手間が掛かってしまいます。
プライベートビーチの場合は全てを自前で作成しないといけないので基盤になるところも上位層の作り込みも全てを作らなければならないため、かなりの手間が掛かります。
しかし、正しくテストまで行えばメンテナンスの手間は省けるし、比較的に基盤の部分の修正なども容易です。
現在では、IT技術で特にWeb関連の部分はほとんどがパブリックビーチになっていると思われます。