評価の三段階

人が何かを評価する場合は、三段階に分かれます。
それは、無視・賞賛・批判です。
数式的に評価の量で表すと「批判>賞賛>無視」となります。
全く評価にも値しないものは、無視の範疇で例えばダイソン社の掃除機が評判が良いからと言っても知らない人や関心の無い人には全く評価の対象にもなりません。別の言い方をすると、盲点になっているのです。
賞賛と批判はどちらも意識する対象にはなっています。なぜ批判の方が多いかといえば、特に問題のないものについては、黙っていることも多くあえて賞賛する人は少ないものです。
これも例えば日本の電車は世界的に見るときわめて正確に時刻表を守ります。しかし、正確に運転している時は「いつも時間を守っていて素晴らしい」と言う人はほとんどいません。ほぼ皆無だと思います。なぜなら、時刻表通り運行することは当たり前だと思っています(3.11でその当たり前が崩れたので必ずしも当然のことではありませんが…)。しかし、ひとたび何らかの原因で遅延が発生した場合は利用者は途端にクレームが出始めます。このように、問題がある場合のみに批判なり発言をするので、批判の裏側には賞賛が隠れているのです。
これはどういうことかと言えば、批判されても過剰に意識や反応しないことが肝要だと考えます。