バグという呼び方は必ずしも適切ではない

情報システムではそのシステムに潜在したり、存在する障害のことをバグと呼ぶ事があります。
どのように呼ぶかは会社や組織によってまちまちですが、私はバグというのは少し抵抗があります。
なぜかといえば、バグと呼ばれるきっかけは、
http://e-words.jp/w/E38390E382B0.html
に「電導式リレーの間に小さな虫が挟まり、その場所が接続不良を起こして動作に不具合を生じたことが語源と言われている。」と記載されているように、外的要因によって発生した問題であり内的要因ではないという意味で解釈しようとしていると考えるからです。
現在のシステムでは、障害の多くは外的要因ではなく、内的要因で発生することがほとんど(経験的には98%以上)なので、バグと読ぶ事で当事者としての責任を放棄するような状態には違和感を覚えるのです。
要するにまずは「身近なところから疑いましょう」「自分で作ったものに責任を持ちましょう」ということです。