残業の考え方

残業はその日に予定していた業務が定時中に終わらない場合にするものであって、日常的に行うものではないと考えます。日常的になってしまう場合には何らかの対処が必要だと考えます。
残業を文字通りに定義するならば、「残りの業務」なのでその日に予定していた仕事が予定していた時間としての定時間に終わらない場合にする事です。作業が終わった場合はする必要がないし、毎日残業をしないと終わらないような状況に陥っている場合は何らかの問題があるのでその問題を明らかにする必要があると考えます。ここで、定時間とは言っても8時間働くことが目的ではなく、予定の作業を終わらせる時間のことなので、それよりも短かったり長くなってしまうこともあると思うのです。
具体的に簡単な例を挙げると、その日の業務が大きく分けて4つあるとしてそれを終了させるためには、その業務が全て2時間掛かると予定したとします。実際に業務を進めていったところ、9時間掛かってしまった場合には1時間の残業になります。この程度であれば許容範囲だと考えます。これなら問題はないと考えます。
しかし、これを予定としても毎日のように実績値が10時間から12時間、もしくはそれ以上の時間がかかるような場合は、予定の立て方や実務を進めていく上でなんらかの問題があると考えられるのです。この場合の実際の問題点として考えられるものは、予定に含まれない作業としてデスクワークに携わるホワイトカラーである場合は、打ち合わせや電話及びメール対応などの雑務があると推測ます。そのようなものに常に時間がとられるのであれば、その雑務を当日の作業開始時に予定に含めておかないとどうしても毎日の様に予定時間をオーバーすることになると思います。
これを解消するためにはどうしたらよいかというと、毎日の業務を予実管理して、どの作業をどのくらいの時間で出来るかを正確に見積もれるようになるためにPDCAサイクルを回すようにすることが良いと考えております。
ポイントは、1.作業開始前に作業内容の洗い出し、2.作業時間の洗い出し、3.実績値の記録、4.作業時間の予実チェックを行うことでPDCAサイクルを回せると考えます。
要するに、予実管理とPDCAサイクルで作業時間を管理(マネジメント)しようということです。