長距離バスの高速道路死亡事故の原因とは?

関越自動車道で搭乗者46名のうち、7名の死者、残りの39名も重軽傷を負うという非常に痛ましい事故が起こりました。亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/300170

ちょっと古いネタになってしまいましたが、書き残したものをザックリと追記して残しておきます。
推論で書いているところが多くあるので、異論反論あると思いますので、意見を頂けると幸いです。

そもそも、金沢から片道\3,000円でディズニーランドまで行けるという破格の料金設定に無理があると考えます。
計算してみます。
売上:\3,000 * 33 = \99,000
※ 事故の当日はGW中なので100%の乗車率と推定し平常時との平均を取ると良くても70%程度と推定しました
旅行代理店の手数料(15%と想定):99,000 * 0.15 = \14,850
バスの減価償却費:\10,000
燃料費:\15,000
運転手の費用(給与ではなく社会保障費も含めた金額):\20,000
バス会社の利益:\34,150
ザックリと計算しましたが、本当にこんなに利益が出ているとは思えません。
旅行代理店も2社くらい間に入っていることもあると考えると、さらに利益は減るはずです。
それにこの利益はあくまでも粗利であり、会社の内部のコストセンターなどの費用を考慮していません。
運行状況を把握して安全点検を徹底すれば良いなんてチープな解説では納得がいきません。
安さの裏には危険があるのです。
安心安全は無料ではなく高額なのだ、安心安全と安価は簡単には結びつかないのだという自覚が必要です。
安全と水がタダという時代は、遙か昔に終わっているのですから。
では何が問題なのでしょうか、それを解決しないと何事も先に進まないと考えます。